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ランドル・グーズビーは7歳でバイオリンを始め、9歳でフロリダのジャクソンビル交響楽団と協奏曲デビューした後、13歳にしてスフィクンクスコンクールのジュニア部門で最年少にして優勝を果たした。スフィンクスからはアイザック・スターン賞を受賞しており、同団体によるアーティスト育成プロフラムの一環として行われるカーネギーホールでのコンサートには2回出演している。グーズビーがカーネギーホールデビューで演奏したイザイ無伴奏第三番についてニューヨーク・タイムズ紙は『達成されたコントロールと絶妙な音色を披露した…彼の演奏は比類なき妙技によりスタンディングオベーションを得た。』と称賛している。

グーズビーは米国パブリックラジオ番組<フロム・ザ・トップ>に出演し、ストラディバリ・ソサエティからはライジング・スターの名誉を授与されている。2018年にヤング・コンサート・アーネスト国際オーディション(YCA)で優勝したことからロンドンのヤング・クラシカル・アーティスト財団(YCAT)のアーティストとしてもリストアップされている。YCATとロンドンのミュージック・マスターズとの提携により、グーズビーは初代ロビー・アーティストに抜擢され、英国内の音楽を学ぶ小中高生と密に接し指導を行っている。グーズビーはまた、バグビー財団からのキャリア推進グラントの受賞者でもある。 過去にパールマン・ミュージック・プログラム、ヴェルビエ・フェスティバル・アカデミー、モーツァルテウム・サマー・アカデミー等に参加している。

グーズビーはソリストとして全米を網羅し、クリーブランド管弦楽団、ニューヨーク・フィルハーモニック、ニューワールド・シンフォニー等多数のオーケスラと共演している。またケネディー・センター(ワシントンDC)、カフマン・センター(ニューヨーク)、ウィグモア・ホール(ロンドン)等でも演奏を行っている。

演奏活動に加え、グーズビーは米国内の公立学校、子供病院、音楽プログラムにてコミュニティ活動も行っている。ニューヨークの非営利団体コンサート・イン・モーションを通じ、寝たきりの老人や、在宅を余儀なくされている人達のためにプライベートコンサートも行うと同時に、プロジェクト・ミュージック・ヒールズ・アスにも参加し、コロナ感染患者のためのバーチャルコンサートも提供している。

グーズビーはジュリアード音楽院のプレカレッジ科を特待生として終了し、イツァーク・パールマン、キャサリン・チョー、ロリー・スマックラー、ドナルド・ワイラースタインに師事し、同学院から学士号、修士号を取得している。現在もパールマン、チョーの下、アーティスト・ディプロマを取得するため研鑽を積んでいる。学士科、修士科を通し、ジュリアード音楽院在学中はコブナー・フェローシップ奨学生であった。

現在使用している楽器は三星(サムスン)文化財団より寄与されているストラディバリウス “シュトラウス” (1708)。